昔受けた宅建試験を振り返る

昨日は宅建試験の合格発表だったそうですね。合格された方おめでとうございます。

僕も大昔の話になりますが、受験して合格しております。いつか書きたいと思っていたのですが、なかなか機会がなかったので、今回はこれを機にちょっと思い出してみたいと思います。

受験したのは、平成17年(2005年)、もう17年も前です。当時はまだ旧司法試験の受験生だった時代でした。確かこの年は論文試験がダメで、モチベーションがものすごく下がっていた時期で、何か別のことに挑戦したいなと思って見つけたのが宅建試験だったと思います。あともう一つの動機としてロースクールに行くことも検討していたので、少しでも有利にと思って選んだのがこの試験だったと思います。ま、結局ロースクールの試験を受けることもなかったのですがね。

さて、受験勉強ですが、調べてみると宅建試験の申込が7月なので、論文試験後間もないくらいに申込はしたのだと思います。ただ、申込をしてすぐ勉強を開始したかというとそうでもなくて、やはり旧司法試験受験生だったので、モチベーションが下がっているとはいえ、だらだらと旧司法試験の勉強をしていました。たぶん、7月、8月は宅建試験としての勉強は何もしてなかったのではないかと思います。

ちょっと曖昧ですが、勉強はおそらく試験1ヵ月前くらいから始めたのではないかと思います。テキストはもう捨ててしまったので手元にはないのですが、B5サイズのテキストで1単元2ページくらいで構成されているものだった記憶があります。今はいろいろな予備校などからテキストが出ていてものすごく充実していますが、僕が受けた当時は今みたいには多くはなかったと思います。

勉強法としては、テキストを読んで過去問を解くといったシンプルな方法をとりました。宅建は大きく分けて民法と業法に分かれていますが、民法は司法試験でやっていたので、テキストは読まず過去問だけをやりました。なので、テキストは民法以外の部分だけ読み込みました。記憶が曖昧ですが、2~3周は読んだのではないかと思います。コンパクトにまとまっていて分量もさほど多くなかったので、それほど時間はかけてなかったと思います。

いよいよ試験当日。会場は覚えてないのですが、中高生が使っているような机と椅子で受けた記憶があるので、どこかの高校とか専門学校とかだったではないかと思います。とにかく人がぎっしりで室内が蒸し暑かったです。

試験中の記憶はほとんどないですが、手応えとしては民法はともかく、業法がいまいちだったのは覚えています。点数は自己採点ですが35点でした。何とも微妙な点だったので、合格できるか自己採点時はわからなかったですね。

そして、合格発表日。このころってどうなんでしょう、ネットで受験番号とか出してたのかなぁ。全く記憶にないんですよね。後日合格証書と実務講習の案内などが入った封筒が郵送されてきました。成績表は探したけどなかったので送られてないのかな。

ということで合格証書がこれ。ちなみにこの年の受験者数181880人、合格者数31520人、合格点は33点、合格率は17.3%でした。受験者数は今よりちょっと少ないですが、合格率は今とほとんど変わらないですね。

結局、僕の試験勉強期間は1か月ほどでしたが、やはり民法のアドバンテージが大きかったと思います。じゃないと1ヵ月程度の勉強で受かるのはちょっと難しい気がしますね。今はテキストも充実してて受験生のレベルも僕が受けた時よりもだいぶ上がっているような気がするので、なおさらですね。このころに受かっておいてよかったなと思います。今受けたらたぶん普通に落ちますね。