社会保険労務士試験プチ合格体験記

3度目の受験で社会保険労務士試験に合格できましたので、プチ合格体験記を書いていこうと思います。

受験データ

受験回数

3回(2021/2022/2023)

成績

選択式:33点 択一式:48点

参考までに・・・

2021年 選択式:21点 択一式:32点

2022年 選択式:31点 択一式:40点

勉強時間

1288時間15分

1年目(2021年5月~2021年8月):160時間17分

2年目(2021年9月~2022年8月):634時間14分

3年目(2022年9月~2023年8月):493時間44分

利用した予備校

山川社労士予備校

使用したテキスト・問題集

予備校を利用してからは予備校のものを使用していましたので、以下は独学時代(3か月間だけですが)のものになります。

購入したものの、このうち問題集、過去問題集はほぼ使いませんでした。あと横断総まとめもちょっこと使用した程度です。アウトプットはほぼ合格のツボシリーズのみでした。

・みんなが欲しかった!社労士の教科書(TAC)

・みんなが欲しかった!社労士の問題集(TAC)

・みんなが欲しかった!社労士の年度別過去問題集(TAC)

・みんなが欲しかった!合格のツボ択一対策(TAC)

・みんなが欲しかった!合格のツボ選択対策(TAC)

・みんなが欲しかった!全科目横断総まとめ(TAC)

かかった費用

・受験料:45000円(15000円×3回分)

・予備校代:96800円(4400円×22か月分)

・模試代:23600円(8回分)

・テキスト・問題集代:19470円

合計:184870円

勉強経過

1年目

最初の1年目は独学でしたので、普通にテキストの読み込みから始めました。ただ、いかんせん勉強開始から本試験まで3か月しかなかったので、テキストの読み込みだけで精一杯でした。読み込みといってもほとんどの科目が1周程度でしたので、ほぼほぼ記憶に残らずといった感じで本試験を迎えることになりました。アウトプットも合格のツボシリーズを少しやった程度でしたので、知識の定着には程遠かったです。当然ながら試験も散々な結果に終わりました。

2年目

1年目は短期間ということもありましたが、独学だとなかなか理解ができないことが多かったこととペースメーカーが欲しいということもあって、独学から予備校利用へとシフト変更しました。もちろん、真剣味も増すことも狙ってです。

利用した予備校は山川社労士予備校で、世間的にはあまり有名ではないのかもしれませんが、月額制でリーズナブルだったことやコンテンツもしっかりしてそうな感じがしましたので、ここでお世話になることにしました。

予備校利用ということで、基本的には予備校のインプット講座をベースに進めていきました。ただ、始めたのが12月に入るかどうかという時期だったこともあって、年内に講義の視聴が終わったのは労基法と安衛法のみでした。

年初からはペースは上げていったものの、講義を一通り視聴し終わったのは4月下旬、その間に過去問などアウトプットも多少はやっていたのですが、結局本試験までに健康保険法、一般常識は過去問1周すら終わることができませんでした。

講義は1回視聴しただけでは忘れてしまうので、4月下旬以降も引き続き視聴し続けました。5月以降は改正法マスター講座、白書マスター講座、穴埋め式対策講座などもあったことからずっとインプットの割合が高いまま7月いっぱいまできました。

アウトプット中心になったのは8月になってから。それでも苦手だなと思っていたところはインプット講義を視聴していましたので、インプットに力を入れすぎるくらい入れていた感じがします。

6月からは模試を受けたり、上記の講座なども入ってきたこと、あと仕事も忙しかったということもあってスケジューリングがなかなか難しかったです。

2日目の受験は選択式は31点で基準点割れすることはなかったのですが、択一式が40点で、しかも健康保険法で基準点割れをしてしまい不合格となりました。

結果としてアウトプット不足が露呈したともいえますが、今となって思えばインプットに力を入れすぎていた分、知識が頭の中で整理しきれないまま本試験を迎えてしまったのが一番の敗因だと考えています。

3年目

2回目の受験が終わってからはしばらくやる気がなかなか起きなくてしばらく勉強から遠ざかっていました。ようやく重い腰を上げたのが12月になってから。

2回目の受験では健康保険法が基準点割れしたことや厚生年金保険法や国民年金法がなかなか点数が伸びなかったこともあって社会保険科目から勉強を開始。

2023年向けのインプット講義がまだ未配信ということもあって、まずは前年のインプット講義を視聴することにしました。12月の1か月間で健保法、厚年法、国年法、社会保険一般常識の講義を1.5~1.75倍速で全部視聴できたことと過去問も少しずつですが進められたこともあって精神的には少し余裕がもてるようになりました。

年が明けてからは社会保険分野も2023年向けの配信が始まっていたことからそれを視聴しつつ、労働保険分野の講義の視聴も開始しました。全科目の視聴が終了したのが4月上旬、それ以降はテキストの読み込みに力を入れました。

5月からは去年同様改正法マスターや白書マスター講座が始まり、模試も去年以上に受けました。模試の復習は全部やるのは大変なので間違った箇所を中心にして、出題された箇所をテキストに書き込んでおきました。模試は本試験の予想問題としての要素もあるので、後々テキストを読み込む際により注意して読もうと思って書き込みました。

8月上旬の最後の模試終了後は、テキストの読み込みを続けつつ、山川予備校のアウトプット素材(山川答練、ピンクマーク答練、だき合わせ問題対策講座、穴埋め式対策講座)中心の勉強をしました。アウトプット素材も結構な量なので、だき合わせ問題対策講座や穴埋め式対策講座は全科目やりましたが、山川答練やピンクマーク答練は労一や社一など勉強量が少ない科目のみやりました。

試験直前の何日間は白書も含め労一、社一のテキストの読み込みに比較的多くの時間を費やして最後の追い込みをしました。ちなみに試験直前10日間は完全に仕事を休んで勉強に充てました。

結局、3年目はインプット面では、インプット講義視聴1周、テキスト読み込みが2周程度、科目によっては3周(徴収法、雇用保険法など)しました。

アウトプット面については過去問を随時ちょこちょこ解いていましたが、結局2周やりきったのが労基法と徴収法のみで、あとの科目は1周できたかどうかでした。労働保険一般常識に関して言えば過去問は一切しませんでした。労一の場合は白書から2~3問出ますし、あとはテキストを読み込んだ方が点数取りやすいかなと思いましてあえてやりませんでした。ただし、山川答練やピンクマーク答練の問題は解きましたし、模試も再度解いたのが一般常識科目でした。

勉強時間は上にも書いたとおり、3年目は500時間にも満たず、12月から試験までの約9か月で1日平均2時間弱の勉強時間でした。トータルでは1288時間での合格となりました。

勉強方法

勉強経過からもわかるとおり、結果としてアウトプットよりもインプットを重視した勉強方法になっています。もっとアウトプットにも時間を割けばよかったとは思いますが、これは自分自身の性分なのか、どうも僕は性格的にしっかり理解したい、基礎を固めたいという思いが強くて、インプットを重視した勉強をしてしまう傾向にあります。もうこの性格はこの歳になるとなかなか直すのは難しいのでうまく付き合いながらやっていくしかないかなと思います。

あとはアウトプット重視にすると、どうしても知識にムラが出てくるのも僕がインプット重視に傾く理由かもしれません。

ただ、インプットを重視すると知識にムラはできにくいのですが、情報量が多すぎてなかなか知識が定着しなかったり、ただ漠然とテキストを読んで勉強をした気になったりもするので注意が必要です。

幸い、山川予備校のテキストには過去の出題歴が記載されていて、それを見れば一目で頻出箇所がわかるようになっていたので、テキストを読む際にはメリハリをつけて読むことができました。なので、あまり出題歴がないようなところはサラッと読み流す感じで進めていました。

アウトプットについては上記のとおり後回しになりがちではありましたが、スキマ時間をつかってスマホで山川予備校のアウトプット講座の問題を解いたり、模試も結構受けたり、もちろん、過去問も1~2周はしていたので、他の人よりは少ないかもしれませんがそこまで演習不足ということはなかったと思います。

あと選択式対策についてですが、これといって特別なことはしませんでした。もちろん、山川予備校の穴埋め式対策講座の問題は全部解いたりはしましたが、過去問は一切やらなかったですね。ただ、選択式の場合、条文がよく出るのでテキストの条文を読み込む際には数字なんかは特に注意して読みました。予備校の先生が「ここそろそろ怪しいんだよなぁ」とか講義中にボソッと言ったりするので、そういう箇所はメモしておいて後で見直す際に意識して読み込みました。

試験雑感

結局本試験は独学の時も含めると3回受けたことになるのですが、予備校1年目は模試の択一式の点数も30点台ばかりでしたので、本試験も厳しいだろうなと思っていましたが、予備校2年目になると勉強方法を大きく変えたわけではなかったのですが、少しずつ定着してきた知識が増えてきたということもあって択一式の点数は40点台半ばくらいまでは取れるようになってきたので、何とか勝負にはなるなという実感はありました。

何とか勝負になる段階に入ってすぐ合格できたのはやはり運がよかったとしかいいようがありません。実際、選択式試験では雇用法で数字をど忘れして何とか思い出して3点確保したり、厚年法では確実に1点を確保する作戦を取ったりで、何とかして基準点割れを逃れたという感じでした。

なので、選択式に関しては点数的には余裕があるようにみえますが、実際は余裕など全くなく紙一重での合格だったと思います。去年と同レベルの問題だったと思うので、基準点割れ=不合格となってしまう緊張感は社労士試験独特のものかもしれませんね。

2021年5月から始めて2年3か月の勉強期間、1300時間弱の勉強時間でしたが、知識の定着度といった面ではまだまだ甘さが残ったままで、正直なところ満足できるレベルではなかったです。ホントは突き抜けるレベルにまで達して運など関係ないくらいの実力をつけたかったのですが全然無理でした。

とはいえ、合格レベルにまで到達できたのは、やはり予備校を利用したおかげかなと思います。予備校の講義を視聴することで、一気に理解が深まったので、自分自身やる気が出ましたし、いいペースメーカーになってくれました。山川予備校の先生方、スタッフの皆様には感謝しかありません。本当にありがとうございました。