24日、25日と司法試験予備試験の論文式試験が実施されました。まずは受験された方おつかれさまでした。
僕にとっては旧司法試験時代の2005年以来、予備試験では初めての論文試験となりました。まぁ、実質初めてみたいなもんです。僕が受験した会場は札幌市産業振興センターでしたが、2日とも車で行きました。会場の目の前の駐車場が1日1200円だったのですが、10分ほど歩いたところに1日550円という激安な駐車場があったのでそこに停めました。
2日とも8時半過ぎには会場入りしたのですが、半分くらいの人はすでにきてて最後の詰めの勉強をしているような感じでした。
座席が比較的前の方だったので、正確なことはわかりませんが、さすがに論文試験になると欠席者はいなかったのではないかなと思います。
僕が受けた部屋だとほとんどが男性で、女性は1人か2人くらいじゃないかなというくらいでした。短答のときも思ったのですが、女性が今年はものすごく少ない感じがします。年齢層はマスクしているので何ともいえませんが、髪とか見る限りは結構高めな感じがしました。もうちょっと若い人が多いかなと思いましたがそうでもなかったですね。
さて、2日間にわたって10科目10通の答案書いてきたわけですが、まぁ、ひどいもんでした。途中答案も結局3通だったかな、出しましたし、不合格を即確信できました。合格発表日まで希望がもてるような答案を書ければと思っていましたが、散々でしたね。
では科目ごとにちょっと簡単に書くと、まず1日目の最初が憲法、行政法でした。憲法は取材の自由とプライバシー権の対立構造の問題だと思うのですが、中身はともかく書けたことは書けたのですが、140分の試験時間のうち95分も使ってしまいました。
残り45分で行政法にとりかかりましたが、設問1は行政契約か紳士協定かみたいな感じで展開して、設問2は処分性の定義書いて規範作ってあてはめるという感じでやったのですが、設問2を書いてる頃にはもう2~3分しか時間がなくて規範は適当だし、あてはめは雑で、結局そのあてはめを書いている途中でタイムオーバーでした。いきなり途中答案発生です・・・。
2時限目は刑法、刑事訴訟法でした。僕の中では一番答案が書けるのではないかと受ける前は思っていた科目です。
まずは刑法ですが、とにかく書くことが多くて時間かかりすぎて死にました。詐欺罪、私文書偽造、行使罪、傷害致死と誤想過剰防衛ってな感じで展開していったと思います。終わった時には105分すでに経過していました。
残り35分で刑訴開始しましたが、思考が停止しました。何いってるかわからない・・・。とりあえず免訴の趣旨を書いてたら、公訴事実の単一性と狭義の公訴事実の同一性というワードが思いついたので、それで適当に免訴にするかどうか書いて終了です。う~ん、0点かな。
そして、1日目最後が一般教養です。問題形式だけ過去問でみましたが、対策は一切してこなかった科目です。埋葬することが自然権的なものなのか、それとも王(法律)で決めることなのか的な感じで要約しました。それプラスして事案では低調に埋葬した者とそうでない者がいたので、平等に関することも書いてそれを設問2で対立軸として書いていきました。まぁ、よくわからないというのが率直な感想です。
これで1日目が終了したのですが、もうすでに心が半分ほど折れてしまいました。まぁ、2日目で残り半分も完全にへし折られることになるのですが。
さて、2日目。最初が実務基礎科目でした。刑事のほうが解きやすいと思ったのでそっちから開始。書ききる答案はどうしても時間がかかってしまい、これも結局2時間近くかけてしまい、民事開始の段階で残り1時間になってしまいました。
刑事のほうは、設問1が犯人性の問題で、過去問でもよくみたので、何を書けばいいかわからないってことはなかったのですが、書いててコレジャナイ感が出てしまいました。本当はこう書きたいのに書けない、表現できない。つくづく文章書くの下手だなと思いましたね。
設問2はよくわからなかったですが316条の15を根拠に書いていったと思います。設問3は伝聞と非伝聞?、設問4は勾留執行停止と90条の裁量保釈を書いて終了です。
民事は上でも書きましたが、残り1時間しかありませんでした。そして、この科目で完全に心が折れちゃいましたね。設問1は訴訟物と請求の趣旨などを書かせる問題で、ここで点数をしっかりとりたかったのですがとれなかったです。受かる人はこういうところは絶対落とさないと思うので、しっかり書けなかったのはショックが大きかったです。大島本とか読んでいたのでとりたかったです。
設問2(1)はまぁ否認だろうなと思い、その理由を書きました。(2)は何を書いたのか、メモに残ってないなぁ。設問3は一部弁済したことを再々抗弁としてあげましたが、主張自体失当のとこはわからなかったです。この時点でほぼ時間がなくなってしまい、設問4は手つかずで終了です。2通目の途中答案となりました。
最後、民法、商法、民事訴訟法です。心は折れていましたが一応受けました。
まずは民事訴訟法から解いていきました。設問1は、本訴が確認訴訟、反訴が給付訴訟なので、訴えの利益なしということで訴訟判決にしたけど、反訴が一部請求なのがなぁ、これが判例と違うところなのかもしれないと思いつつ、よくわからなかったのでそのまま書きました。
設問2は書きましたが、「判例の立場に言及しつつ、前訴におけるX及びYの各請求の内容に留意して」という条件には答えてないな。
次商法、設問1は何とか書きましたが、設問2はさっぱり。後回しにしましたが、回ってこなかったです。ということで3通目の途中答案です。
最後民法。設問1で新説を発表してしまい、即F決定ですね。書いてる途中で大いにヤバいことに気づきましたが、もうどうしようもなく書ききりました。
設問2は債権者代位権と詐害行為取消権を書きましたが、もうざっくりという感じです。
ということで2日目も終了。正直オールFじゃないかなと思いますね。下に何人いるんだろ?って感じです。
まぁ、今回論文試験を受けたことで、いろいろ見えてきたこともありますので来年また頑張っていきたいと思います。