
今回はマンション管理士試験についてまとめてみました。
マンション管理士試験とは、マンション管理に関する専門的な知識・能力を認定するための国家試験です。
マンション管理士とは、マンションの管理に関する専門的な知識をもち、管理組合をサポートする専門家のことです。
マンション管理士には独占業務はありませんが、主な業務として管理規約や使用細則の作成・改正のアドバイス、総会・理事会の運営サポート、管理費・修繕積立金の適正化支援、長期修繕計画や大規模修繕工事の相談・助言、管理会社との契約内容のチェック・交渉サポート、住民間トラブルの調整・助言などがあります。
受験資格
誰でも受験できます。
試験日
例年11月の最終日曜日
試験申込期間
WEB申込:例年8月上旬~9月下旬
郵送申込:例年8月上旬~8月下旬
試験地
札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市、那覇市並びにこれらの周辺地域
受験料
9,400円
試験内容
①マンションの管理に関する法令及び実務に関すること
建物の区分所有等に関する法律、被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法、マンションの建替え等の円滑化に関する法律、民法(取引、契約等マンション管理に関するもの)、不動産登記法、マンション標準管理規約、マンション標準管理委託契約書、マンションの管理に関するその他の法律(建築基準法、都市計画法、消防法、住宅の品質確保の促進等に関する法律等) 等
②管理組合の運営の円滑化に関すること
管理組合の組織と運営(集会の運営等)、管理組合の業務と役割(役員、理事会の役割等)、管理組合の苦情対応と対策、管理組合の訴訟と判例、管理組合の会計 等
③マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること
マンションの構造・設備、長期修繕計画、建物・設備の診断、大規模修繕 等
④マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること
マンションの管理の適正化の推進に関する法律、マンション管理適正化指針 等
試験時間
13:00~15:00(2時間)
出題形式
4肢択一方式で全50問
※管理業務主任者試験に合格している場合は、マンション管理士試験で出題される「マンション管理適正化法に関する5問」は免除されますので全45問となります。
直近の合格率
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格点 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
平成30年度 | 12389人 | 975人 | 38/50点 | 7.9% |
令和元年度 | 12021人 | 991人 | 37/50点 | 8.2% |
令和2年度 | 12198人 | 1045人 | 36/50点 | 8.6% |
令和3年度 | 12520人 | 1238人 | 38/50点 | 9.9% |
令和4年度 | 12209人 | 1402人 | 40/50点 | 11.5% |
令和5年度 | 11158人 | 1125人 | 36/50点 | 10.1% |
令和6年度 | 10955人 | 1389人 | 37/50点 | 12.7% |