本日、ようやく東京から帰還しました。月曜日に海事代理士試験口述試験を受けてきたので、遅らばせながらその様子などを書いていきたいと思います。
試験前日
僕は北海道組ですので、前日の日曜日に飛行機で東京にきました。着いたのは午後になってからで、天気は雨が降りそうなどんよりした曇り空でした。ただ、やはり北海道と違って暖かいですねぇ。
さて、ホテルは東京メトロの有楽町線沿いにある新富町でとり、試験当日は、有楽町線に乗って、桜田門で降りて国交省に向かう予定でした。
15時過ぎにホテルに到着後は、ひたすら過去問を見ていました。夕食もあらかじめコンビニで仕入れていたので、チェックインしてからは外に出なかったです。
過去問は一応、4科目10年分を2周くらいは見たのですが、ホテルでは、平成26年から平成30年までの5年分を集中して読んでいました。
それとスマホに問題文を録音して答える練習も少ししました。当初は嫁に問題文を読んでもらって練習するつもりだったのですが、できなかったのでホテル内で5年分の過去問を録音しました。問題文をどんどん録音していったので、答えるというよりは問題文を聞くといった感じになってしまいましたが、結構よかったかもしれません。目で問題文を追うのと、耳で問題文を聞くのでは全然違ったので。
結局午前1時くらいまでやって就寝です。
試験当日
さて、いよいよ試験当日です。僕は午後からだったのですが、午前6時くらいには起きて再び口述試験の過去問を見たり、聞いたりしていました。
午前11時にチェックアウトだったので、10時くらいまでは朝ご飯も食べずに、勉強をしたり、ワイドショーをみたりして過ごしました。10時くらいに風呂に入って、結局朝ご飯はとらないまま出発です。
桜田門駅に到着後は、霞ヶ関駅まで歩いて駅内のロッカーに荷物を預けておきました。あとコートも預けました。何せちょっと歩いただけでも汗ばむほどでしたから。
そして、ご飯を食べようとしばし歩いていたのですが、やはり中央官庁が立ち並ぶ姿は独特ですね。威圧感がすごい。さすが日本の中心といった感じです。
というわけで、ご飯食べようにもなかなか店が見つからない・・・。ようやく霞が関ビルディングという建物を見つけたので、その中で昼食です。昼食はカツカレーを食べて必勝態勢です。
昼食を食べ終わったのが12時過ぎだったのですが、それでもまだ試験まで2時間近くあります。どうするかなと思いましたが、面倒なので国交省に入って待つことにしました。
警備員が門と建物前の2か所にいましたが、海事代理士試験のことを言えばすぐに通してもらえました。
受付は1時間前からなので、それまではロビーみたいな場所で座って待っていました。周りはテキストやプリントを読んでいる人がたくさんいましたので、おそらく同じ受験生なのだと思います。僕は昨日録音した問題文を聞こうと思いましたが、ちょうどお昼時で役人が結構いてざわついていたので、全然聞き取れず断念。受付まではただただボーっとしてました。
1時間前になったら速攻で受付にいって、控室にいったのですが、ここも人がいっぱい。まだ午後の試験がはじまっていなかったので、20人以上はいた感じがします。
午後の試験が開始になると座ることができたので、少し勉強をしました。僕は船員法から開始だったので、船員法中心に最後のチェックです。
受付てからの1時間は結構早かった気がします。試験5分前になると、いよいよAブロック、Bブロック4人ずつ8人の名前が呼ばれて、廊下で待機します。僕的にはここの段階が一番緊張しましたね。
緊張しすぎて問題文入ってこなかったらどうしようとか余計なことを考えるわけですが、もう腹をくくるしかありません。
口述試験開始
前の受験生が出てくると、いよいよ僕らの番です。Aブロックの部屋に入り、まず荷物を荷物置き場に置いてから自分の最初の試験科目の場所に向かいます。
まず部屋に入って思ったのが、思ったよりかなり狭いということです。もっとホールみたいな広さを想像していたので、ちょっとびっくりです。想像以上に隣が近い。
さて、僕はAの船員法スタートなので奥に向かいます。面接官は各科目1人ずついます。また、上の図の船舶法の右斜め下あたりに試験開始と終了の合図をする人がいて、終了の「チーン」の音もここから出ます。
船員法の位置まで行って、受験票をテーブルに置いて少し立って待っていたのですが、何も言わないので勝手に座りました。「お座りください」くらい言うのかと思いましたが、周りみたらみんな着席してるし(笑)。まぁ、とりあえず座って開始の合図を待ちました。
試験開始後、面接官が全部で5問出題する旨を説明して、最初の問題が出ました。その問題というのは、「労働時間」の定義を答えて下さいというものでした。う~ん、いきなり詰まりました。過去問で見た記憶はありましたが、昨日今日とみた直近の過去問にはなかったなぁと思いつつ、いたずらに時間をかけて5問全部聞けないのはヤバいので、とりあえずパスしました。
2~4問目は過去問でよく出た問題だったと思います。5問目は救命艇手を選任しなければならない船舶2つ答えよという問題でしたが、よくわからず、最初は未解答のまま、1問目の問題に戻りました。1問目を答えた後再度適当に思いついた「旅客船」だけ答えました。もうこのころには試験前の緊張感は全くありませんでした。
順序が前後しますが、5問目がわからなかったので、飛ばして1問目の労働時間の定義に戻りました。しかし、やはり思い出せなかったので、その場で考えました。適当に「給料その他報酬をもらって作業する時間ですかねぇ」といった感じで答えたと思います。その後、5問目を答えた後に「チーン」がなって終了。
次は船舶法です。船舶法はAブロックでは唯一の女性面接官でした。船舶法に関しては、1問よくわからない問題がありましたが、あとは過去問に出てきた問題ばかりでしたので、比較的容易かなと思いました。
3科目目は船舶職員及び小型船舶操縦者法です。これがヤバかった。全然できなかったです。たぶん、1問かよくて2問くらいしかわからず。締約国がなんちゃらいってましたが、知らんつうの。この科目が一番過去問から遠い感じがしましたね。あと面接官が少し早口だった気がします。
最後は、船舶安全法です。この科目は過去問からの出題ばかりだった気がします。僕自身は1問怪しいのがありましたが、4問は完答したのではないかと思います。船舶安全法はサクサク答えたので、時間余りまくりでした。一応、面接官ももう一度聞きたい問題あるか聞いてくれましたが、「いや、ないです」と答えたので、1分半くらいひたすら「チーン」を待っている状態でした。
というわけで、4科目12分間の戦いは終了しました。1科目3分なのでもっと短いかと思いましたが、思ったより長いなと思いました。わからないのはパスしまくりましたが、わからない問題はサクッとあきらめてわかる問題をしっかり解答できたので、まぁとりあえず満足はしました。
点数の方は、自分的甘々採点ですが、船員法3問、船舶法4問、船舶職員及び小型船舶操縦者法2問、船舶安全法4問正解で、計13問くらい正解したのではないかと思っています。6割合格基準なら結構ギリギリなので、正直合格できる自信はないですが、とりあえず終わってホッとしています。
口述試験の問題に関しては、過去問や条文をみてできる限り思い出して再現してみたいと思います。