海事代理士試験自己採点結果と試験雑感

海事代理士試験自己採点結果です。Twitterでもちょっと書きましたが、点数的には自分の予想をはるかに超える高得点でした。

解いている最中も大きな失敗をした科目がないなという感覚はあったのですが、ここまで点数がいいとは思わなかったです。160点から170点くらいはとれてるとは思いましたが、まさか200点超えるとは・・・。

勉強期間1か月程度の自分ですらこれくらいとれたので、平均点は高いのではないかと思います。今年から2科目追加されたことがどう影響するかはわかりませんが、合格基準は6割を超えるのではないかと予想しています。

では、科目別に試験雑感を交えながら見ていきたいと思います。

1時限目(9:00~10:30)

第1時限目は憲法、民法、商法、国土交通省設置法で、配点は各科目10点満点です。

①憲法(採点結果:7点/10点)

まずは憲法ですが、順番的には最初に直前にチェックした知識を忘れないうちと思って国土交通省設置法から解きました。

なので、憲法は2番目に解いた形になります。憲法の出題形式はいつもの条文穴埋めと○×正誤問題でした。

危惧されていた条文穴埋めで2問間違え、さらに○×問題でも1問間違えました。○×で間違えたのは森林法違憲判決に関するものでしたが、この超重要判例を間違えたのは、司法試験予備試験受験者としては恥ずかしい限り。

昨日書いた目標点は8点でしたが、結果7点でしたので、憲法としては残念な結果ですね。

②民法(採点結果:8点/10点)

目標点は8点でしたので、予定通りといっていいですが、ま、しかし・・・いいや、あとで書こう。

出題形式はこれも従来通り、条文穴埋めと○×正誤問題です。

○×問題は(4)の知識があやしかったものの、きっちり満点をとることができました。ただ、条文穴埋めですが、「寄託」のところを「寄託契約」としてしまったのと、取消権の時効消滅の問題で「5年」のところを「2年」としてしまいました。時効消滅のところは最初「5年」って書いていたのですが、あとになって何か違う気がするなと思って書き直してしまいました。

知識が不正確だったのは反省しないといけないですね。「寄託」のところは迷ったのですが、過去問で何か「~契約」ってのがあった気がしたなと思って結局「寄託契約」にしてしまいました。今確認すると条文上「~契約」となっているのは組合契約でした。あとは売買にしろ、賃貸借にしろ、契約という文字はついていないんですね。普段何気なくみてるから全然気づかなかったわ。

ま、採点結果としては8点取れたのでよしとしましょう。

③商法(採点結果:10点/10点)

商法に関しては予想外もいいところです。まさかの満点。

出題形式は憲法民法と同じく、条文穴埋めと○×正誤問題でした。

商法改正があったので、今年から口語体での出題になりました。ただ、過去問から条文を探すのが大変で苦労しました。つうか条文ないのも結構あったような。

というわけで、その苦労が馬鹿馬鹿しくなって過去問を解くのをあきらめた科目でした。結局、試験前日と試験当日に条文素読しただけで臨むことになったのですが、その条文を結構覚えてて、試験中はわりとスラスラと解答できました。手ごたえはありましたが、さすがに満点とは思わなかったです。

目標点は6点だったので、かなりハネました。

④国土交通省設置法(採点結果:10点/10点)

1時限目最後、国土省設置法です。これは目標点9点、あわよくば満点狙いたい科目だったので、きっちり満点をとれてよかったです。

出題形式は国土交通省海事局または地方運輸局の内部組織の名称を選択肢から選ぶものと法令を選択する問題、そして〇×正誤問題でした。

最初の2つはいつものやつですね。ただ、最後はこれまでだと地方運輸局の名称と位置を答えさせる問題でしたが、○×問題に変わっていました。

しかも、○×問題の(1)は全く未知の問題でした。広島県にある海事事務所の問題だったのですが、僕は広島市にもあるやろと思って適当に「×」にしたら正解していました。本当は「因島」にあるらしいです。ま、運がよかった。

これで1時限目は終了。40点満点中35点でした。目標点が31点でしたので、幸先のいいスタートです。

2時限目(10:50~11:50)

さて、2時限目は船員法、船員職業安定法、船舶職員及び小型船舶操縦者法の3つです。配点は船員法と船舶職員及び小型船舶操縦者法が20点、船員職業安定法が10点となっています。事前の予想ではかなり苦戦が予想される科目でした。

⑤船員法(採点結果:19点/20点)

目標点は13点でしたが、採点結果は19点とかなりよかったです。解いた直後は15点くらいかなと思っていたのですが、思った以上にとれていました。

船員法の出題形式は、1問目が穴埋め問題(選択式)、2問目が○×正誤問題、3問目が記述式の問題でした。

唯一間違ったのは○×正誤問題の(2)です。まぁ、(2)は自信なかったので仕方ないです。3問目の記述式問題は、過去にも出たことのある就業規則の必要的記載事項だったので、ラッキーと思いながら書きました。

穴埋め問題は最後のほうはちょっと自信がありませんでしたが、選択肢から考えるとこれしかないなと思って選択しました。かつては記述式だったことを考えると穴埋め問題の選択式はありがたいですね。

⑥船舶職業安定法(採点結果:9点/10点)

次は船員職業安定法です。これは目標点7点でしたが、採点結果は9点とこの科目もよかったです。

出題形式は穴埋め問題(選択式)と正誤問題です。正誤問題は単純な○×ではなく、1問につき2つの肢があって、その両方の肢とも正解できないと点数はもらえないので、単純な○×問題よりやっかいです。

その正誤問題で1問間違えましたが、全体としては過去問に出てきた問題中心で点数はとりやすいのかなと思いました。

⑦船舶職員及び小型船舶操縦者法(採点結果:16点/20点)

2時限目最後が船舶職員及び小型船舶操縦者法です。これが20科目の中で一番危惧していた科目です。配点20点科目にもかかわらず、試験2日前までほぼ手つかずでした。9月上旬に過去問1年分だけやったのですが、正直意味がさっぱりわからず放置してたんですよね。

ただ、さすがに配点20点科目を捨てるのはヤバすぎるので、試験2日前からようやく本腰を入れて勉強しました。最後は過去問10年分丸暗記するような勢いでした。試験当日のギリギリまで過去問と条文を見ていたおかげで16点まで点数を伸ばすことができました。

さて、船舶職員及び小型船舶操縦者法の出題形式は1問目、2問目が穴埋め問題(記述式)で、3問目が乗船履歴の計算問題で例年通りでした。

何せ問題のほとんどが記述式の穴埋め問題なので、結構ここで差がつくのではないかなと思います。自分が間違ったのは1問目の「エ」「カ」「ケ」の3つと2問目の「エ」の1つ、合計4問です。

1問目の「エ」は技能限定の話なので、「限定」か「技能限定」かどっちだろうなぁと迷って「技能限定」にして間違えました。「カ」はさっぱりわからず、空白、「ケ」は「海技免許講習」が正解なのですが、「海技免状講習」にして間違えました。ん~、なんで「免状」にしたんだろ。

2問目の「エ」は「船舶検査証書」が一瞬頭によぎったんだけどなぁ、結局違う答えを書いて間違えてしまいました。

1問目2問目が記述式なので、ここで差がつくとは思うのですが、問題的には過去問で見たことのある問題ばかりだったので、勉強している人は取れるのではないかと思います。

3問目の乗船履歴の計算問題はもう毎年出てるので、難なく正解できました。

ここで2時限目が終了で、50点満点中44点でした。目標点は30点で何とか6割キープがノルマだったことを考えると、この点数は大躍進といっていいでしょう。

手ごたえ的にもある程度取れた実感があったので、この段階で合格できそうだなという感じが出てきました。

3時限目(13:00~15:10)

ここから後半戦です。3時限目は海上運送法、港湾運送事業法、内航海運業法、港則法、海上交通安全法、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律、領海等における外国船舶の航行に関する法律の7科目です。配点はすべて10点の合計70点満点になります。

この3時限目、まず何が大変かというと名前を書くのが大変。科目ごとの答案用紙に名前を書くので面倒なことこの上ない。

さて、この3時限目は目標点70点満点中45点を目指してやっていきました。

⑧海上運送法(採点結果:10点/10点)

まずは海上運送法ですが、いきなり満点きました。過去問ではいまいち点数が出てなかったのですが、問題が簡単だったのかな。試験前の目標点は7点。

海上運送法の出題形式は10問すべて記述式の穴埋め問題です。

「イ」だけが唯一心配でしたが、何とか正解できていました。第1条の目的の条文からの出題ではあったのですが、「保護」は全くノーマークの単語でしたので、一瞬なんだったけと思いましたが、正解が天から降りてきてくれました。

あとは特に問題なく答えられたので、9点は堅いかなと思っていました。

⑨港湾運送事業法(採点結果:7点/10点)

次の港湾運送事業法は過去問の出来からいっても、8点は取りたいと思っていた科目です。

が、ふたをあけてみると7点と予定を下回る結果となりました。

港湾運送事業法の出題形式は正誤問題と選択式の穴埋め問題です。正誤問題は船員職業安定法でも出た正解しにくいほうの正誤問題です。

間違ったのは正誤問題1問に、穴埋め問題2問。穴埋め問題2問間違ったのは想定外だったなぁ。穴埋めの(3)は完全にど忘れしてました。

ま、でも7点なら及第点でしょう。

⑩内航海運業法(採点結果:6点/10点)

次の内航海運業法は目標点7点でしたが、ここにきて一番悪い6点をたたき出しました。

内航海運業法の出題形式も海上運送法同様、10問すべて記述式の穴埋め問題です。

内航海運業法に関しては、海上運送法と違って、全然空欄が埋まらず、やばいなぁと思いながらも何とか6問確保できました。

間違ったのは「イ」「カ」「ク」「ケ」の4問です。どれも過去問で出たことがある問題だとは思うんですが、出てこなかったですね。「コ」の「安全管理規程」が最後思い出せたのでまだよかったです。

⑪港則法(採点結果:6点/10点)

昨日相性が悪いと書いた港則法ですが、やはり点数は伸びず6点でした。目標も6点だったので、まぁいいのですが、何で点数出ないんだろうな。

港則法の出題形式は選択式の穴埋め問題と正誤問題です。正誤問題は正解しにくいほうのやつです。

穴埋め問題は「ウ」と「キ」、「政令」か「国土交通省令」が入るのはわかっていたんですが、思い出せず、どっちも「国土交通省令」にして1点確保狙いにしました。

正誤問題は3問とも知識がごっちゃになって自信がありませんでしたが、案の定正解は1問だけ。まぁ、逆に1問正解できたのでよしとしなければならないですね。

⑫海上交通安全法(採点結果:9点/10点)

次は海上交通安全法です。過去問やっているときにはいまいち点数が安定しない科目ではありました。しかも、過去問も10年分のうち7年分しか終わらなかったので不安がありましたが、何とか9点とれたので大満足です。

海上交通安全法の出題形式は、1問目が航路を選択する問題、2問目が選択式の穴埋め問題、3問目4問目が正誤問題でした。正誤問題はこれも正解しにくいほうのやつです。

1問目は全区間で速度の制限がされている航路を選択する問題でしたが、過去問でもありましたし、僕も試験直前、海事六法でチェックしていましたので、簡単に解答できました。

2問目の穴埋め問題は、選択肢が結構まぎらわしいの多いなと思いつつ解きましたが、やはり試験直前の条文素読は大きかったですね。全問正解できました。

3問目4問目は正誤問題だったのですが、4問目の正誤問題が唯一間違った問題です。4問目の②のほうですね。文章最後の方にある「通報」を「届出」じゃないの?と思ったんですよね。でもよくよく考えると、船の中からだから届出はおかしいか。もうちょっと冷静に考えるべきでした。

まぁ、でも目標点は7点でしたし、9点はもう最高に近い結果でしょう。

⑬海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律(採点結果:8点/10点)

次は海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律です。これは条文素読の段階で挫折してしまった科目です(笑)。条文数多すぎ、おまけに規則からも出題されていたので、半分あきらめぎみの科目ではありました。

過去問も6年分だけしか解けなかったので、準備不足満載でしたが、結果は運よく8点取れました。

出題形式は1問目が選択式の穴埋め問題、2問目が○×正誤問題でした。これは例年通りなのかな。

間違ったのは1問目の(4)、「国際海洋汚染等防止証書」のところ、ただの「海洋汚染等防止証書」を選んでいました。国際航海とあるから「国際海洋汚染等防止証書」だよなぁ。もったいない。

もう1問は、2問目の(3)。海洋投入処分とあったので、てっきり環境大臣の許可のことかと思ったら、確認か。覚えてなかったです。国土交通大臣かなと思い、×にして間違えました。

問題的には、6年分しか過去問はできませんでしたが、それで十分対応できる問題が多かったと思います。解いているときもわりと確信もって解けたので7点はとれそうだなぁと思っていました。目標点が半分とれれば御の字と思っていた中での8点でしたので、これは大きいです。

⑭領海等における外国船舶の航行に関する法律(採点結果:9点/10点)

3時限目最後は、領海等における外国船舶の航行に関する法律です。今年追加された新科目です。

過去問がないので、条文素読するしか勉強方法はなかったのですが、その条文素読も結局9月半ばに1回と試験当日に2~3回読んだ程度で臨みました。特に新科目ということで、絶対に「目的」は出るだろうと思っていましたので、「目的」だけはどこを出されても対応できるように直前に暗記しておきました。

出題形式は1問目が選択式の穴埋め問題、2問目が○×正誤問題というオーソドックスな出題形式でした。

1問目は条文素読の効果があって満点でした。「目的」もやはり出ていましたね。2問目の正誤問題はあまり自信なかったです。結果的に間違ったのは(3)だったのですが、これも「通報」なのだから「書面」じゃないよなぁと今思えば答えられそうなのですが、記憶から引き出そうとしすぎて冷静に対処できなかったですね。ちょっともったいなかったです。

まぁ、でもこの科目も目標点が半分とれればという感じでしたので、9点はもうすばらしい結果です。

ここで3時限目終了。70点満点中55点でした。目標点が45点でしたので、これも大きく上回る結果となりました。1時限目、2時限目の正答率に比べると、大きく下げた形になりますが、十分満足できる結果でした。

4時限目(15:30~17:40)

いよいよ最後、4時限目です。4時限目は船舶法、船舶安全法、船舶のトン数の測度に関する法律、造船法、国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律、船舶の再資源化解体の適正な実施に関する法律の6科目です。

配点は、船舶法、船舶安全法が20点、その他が10点の計80点満点になります。4時限目が配点的には1番大きいので、まだまだ気が抜ける状況ではないですし、ここまで出来が悪いとしても挽回するチャンスがあるということになります。

⑮船舶法(採点結果:16~17点/20点)

まずは船舶法です。配点20点科目ですが、過去問はすべては終わらず、7年分だけ、今見たら直近3年間分やってなかったです。

過去問やってても手ごたえはいまいちだったので、目標点は10点でした。が、ふたをあけてみると16~17点と大躍進となりました。

さて、船舶法の出題形式は、1問目が記述式の穴埋め問題、2問目が○×正誤問題でした。

間違ったのは穴埋め問題が2~3問、正誤問題が1問です。穴埋め問題は「ウ」の「存否」を「行方」にして間違い、「コ」は「住所」を「船籍港」にして間違えました。最初は「住所」にしてたんですけど、あとで直してしまいました。

そして、もう1つは「エ」なんですが、解答は「六个月」もしくは「六個月」となっています。僕は「六月」としたんですよね。意味的には一緒なんですが、条文通りというのであれば、間違いということになります。なので、まだちょっとわからないので、採点結果も16~17点としています。

正誤問題は(2)だけ間違えました。所在地かと思いましたが、よく考えれば船籍港だよなぁ、ちょっと浅はかでした。

ともあれ、苦戦が予想された科目で8割以上取れたのですから、十分です。

⑯船舶安全法(採点結果:15~17点/20点)

次は船舶安全法です。これも船舶法同様、配点20点科目です。これは20点科目の中で唯一7割以上取ることを目論んでいた期待の科目でした。過去問やっててもわりと点数が取れたので、これは絶対失敗できないと思っていました。

ただ、試験当日はすでに他の20点科目がある程度点が取れるのがわかっていましたので、それほどプレッシャーがかかることもなく淡々と処理していきました。

さて、船舶安全法の出題形式は、1問目が記述式の穴埋め問題、2問目が肢からあてはまるものすべて選択する問題、3問目が記述式の穴埋め問題でした。

1問目が記述式の穴埋め問題は全問正解、どれも過去問でよく見た問題だったと思います。

2問目は、①④は〇で、②は×ってとこまではわかったのですが、③がよくわかりませんでした。なので、配点が3点だったことから、3つ選ばせて1つ1点かなと推測したんですが、見事読みははずれました。完全解で3点とは。配点大きすぎ。

3問目は再び記述式の穴埋め問題でしたが、正解は「ア」が「遠洋区域」、「イ」が「近海区域」となっています。僕は逆にしたんですよね。特に逆でも文章的には問題ないはずですが、解答には順不同の文字が見当たらない。なので、一応不正解の可能性もあるかなと思って15~17点としています。まぁ、これはさすがに正解だと思うんで、17点だと思いますけどね。

ちょっとモヤモヤした感じがしますが、船舶安全法も目標点はクリアしましたので、OKです。

⑰船舶のトン数の測度に関する法律(採点結果:10点/10点)

次は船舶のトン数の測度に関する法律です。この科目は目標点9点と高得点を最初から狙っていた科目です。なので、満点を取れてよかったと思います。

出題形式は10問すべて選択式の穴埋め問題でした。どの問題も頻出の問題でしたので、満点取れた人も多かったのではないかと思います。

⑱造船法(採点結果:8点/10点)

造船法は条文数も少なく比較的点数が取りやすい科目なのかもしれませんが、僕の場合、過去問解いている段階ではあまり点数がよくない科目でした。なので、目標点は6点としていました。

結果は8点でしたので満足ですが、内容は後述しますがちょっと不満の残るものに。

さて、造船法の出題形式ですが、1問目が記述式の穴埋め問題、2問目が○×正誤問題でした。

1問目の記述式穴埋め問題は、もう何度も問われている頻出問題でした。ですので、満点取らなきゃならない問題でしたが、僕は2問不正解でした。「イ」と「エ」です。「イ」は完了「1箇月」、開始「2箇月」、廃止「2箇月」という感じで覚えていたのに、なぜか「30日」にしてしまいました。

「エ」は「30」馬力のところを「300」馬力としてしまい、不正解でした。う~ん、もったない。満点取れるところで取れなかったのでちょっと不満が残りました。

2問目は見たことあるような問題だったし、罰則もチェックしていましたので、大丈夫でした。造船法はだいたい罰則もきいてくるんですよね。ちゃんと条文読んどいてよかったです。

⑲国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律(採点結果:8点/10点)

いよいよ大詰めになってきました。この国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律は、勉強に着手したのは遅かったのですが、過去問はわりと点が取れていましたので、目標点8点としていました。

結果も8点でしたので、まずまずといったところでしょうか。

出題形式は10問全部記述式の穴埋め問題です。

間違えたのは「キ」と「コ」です。「キ」は「船舶保安評価書」が正解らしいですが、今聞いてもピンとこない(笑)。つまり、全く知らないということですね。

「コ」は最初「3」月としてたのですが、問題の(4)に「ク」があって、(5)にも「ク」があったことから、確信のあった「ケ」の「3」月と数字がかぶると思って、数字変えちゃったんですよね。何かやられた感がしないでもないですが、仕方ないです。

⑳船舶の再資源化解体の適正な実施に関する法律(採点結果:8点/10点)

ようやく最後、長かった試験もこれで終わりです。

船舶の再資源化解体の適正な実施に関する法律は、今年追加された科目です。試験前日まで全く何もしていなかった科目でしたので、正直捨て科目でした。

ですから、ヤマ勘で何とか3点くらい取れないかなと思ってはいましたが、8点も取れるとは。

一応、試験直前にせめて「目的」くらいはと思って、条文を読んではいたのですが、そこそこ条文数があるので、20条程度だけ読んで臨みました。

出題形式は10問すべて選択式の穴埋め問題でした。これも高得点につながった要因ですね。

さて、20条程度しか読んではいなかったものの、「特定船舶」とか「特別特定日本船舶」、「有害物質一覧表」、「有害物質一覧表確認証書」といったところは、その20条分に書かれているものだったので、かなりラッキーでした。悪あがきはしてみるもんですね。

なので、(1)(2)(4)あたりは、確信に近い感じで答えることができました。あとは文脈から勘で選びましたけどね。

ということで、4時限目終了です。得点は80点満点で65~68点と、これも目標点をはるかに超える結果となりました。

総合得点

いよいよ結果発表です。

1時限目:35点/40点(正答率:87.5%)

2時限目:44点/50点(正答率:88.0%)

3時限目:55点/70点(正答率:78.5%)

4時限目:65~68点/80点(正答率:81.2%~85%)

総合得点:199~202点/240点(正答率:82.9%~84.1%)

となりました。申し分ない結果です。さすがにこれで落ちることはないと思うで口述試験に向けて頑張っていきたいと思います。