司法書士試験プチ不合格体験記

始めて受験した司法書士試験でしたが、残念ながら合格には程遠い結果となりました。すでに試験から半年近く経っていますが、今回は司法書士試験のプチ不合格体験記を書いてみたいと思います。

受験データ

受験回数

1回(2024)

成績

午前択一式:81点

午後択一式:45点

午後記述式:採点されず

合計:126点

司法書士試験合格発表&成績通知書到着

勉強時間

418時間21分(2023年10月~2024年7月7日)

利用した予備校

スタディングを利用しました。2025年受験も引き続きお世話になります。

かかった費用

受験料:8000円

予備校費用:79200円

過去問集:4730円(LEC合格ゾーン択一式過去問題集「憲法・刑法」「民法(上)」)

合計:91930円

勉強方法(勉強経過)

上記の通りスタディングを利用していましたので、まずは基本講義の視聴から始めました。最初は民法と不動産登記法からスタートして11月くらいからは商法や憲法も並行して視聴しました。

12月から商業登記法もスタートしましたので、この段階で5科目並行で視聴していました。これ以外にも日商簿記2級や給与計算実務能力検定1級の勉強などもやっていましたので、講義視聴は遅々として進まなかったです。

アウトプットに関しては、講義視聴後にスマート問題集を解くようにはしていましたが、どうしても講義視聴を優先してしまって、徐々にスマート問題集がたまっていくようになってしまいました。

年末からはさらに民事訴訟法、年明けからは刑法も講義視聴を開始しましたので、科目ごとの進捗がさらに遅れることに。

1月中旬に憲法、2月初めに刑法と民事訴訟法の講義視聴が終了。それから民事執行法、民事保全法の講義視聴を開始しました。民執法、民保法を2月までに終わらせた後は供託法、司法書士法の講義視聴を開始し、ようやく全科目に手をつけた形となりました。

アウトプットに関しては、この間もスマート問題集を少しずつ消化していきましたが、過去問はほぼほぼ手つかずの状態でした。

また2月からは社労士の事務指定講習が開始したり、日商簿記2級、銀行業務検定の財務3級、ビジネスキャリア検定、建設業経理検定2級など他資格の勉強もありましたので、1月から3月までの司法書士試験にかける時間は1日平均1時間程度しかありませんでした。

3月まで民法、商法、商登法、4月初めに不登法の講義視聴が終了し、ようやく全科目一通り講義の視聴は終了しました。また3月までに他資格の勉強も終了しましたので、社労士の事務指定講習は残っていましたが、4月からは司法書士試験の勉強時間を増やせる環境にはなりました。

その4月ですが、4月からもインプット中心の勉強が続きました。主にスタディングのテキストの読み込みです。さすがに講義視聴1回だけではぜんぜん知識が定着していなかったので、不登法、商登法を中心に商法、民法のテキスト読み込みを進めました。4月中旬以降は民訴法や民執法、民保法、供託法といったマイナー科目の読み込みも始めました。テキスト読み込みについては7月の本試験までずっと続けました。

また4月中旬になってようやくスタディングの記述式講座の基礎編の問題を解き始めました。ただ、記述式の勉強に関しては、ホントたま~にやる程度で結局基礎編の問題をすべて解くことはできず、過去問も1年分解いたというか見た程度で本番を迎えることになってしまい、記述式の演習不足は明らかでした。

社労士の事務指定講習が終了したGW以降は、たまっていたスマート問題集を解き始めましたが、過去問は不登法や民法といったメイン科目はほとんど手付かずのままで終わりました。

結局本試験までインプット重視の勉強は変わらず、アウトプットについても一問一答ばかりで、上にも書いた通り、択一式にしても記述式にしても過去問を使っての実践形式の演習があまりできませんでした。

敗因分析

やはり勉強不足。この一言に尽きると思います。勉強時間がトータルで400時間程度ではやはり太刀打ちできません。普通なら今年の受験も見送るレベルかと思います。

実際、本試験中はもちろん家で問題を解いているときでも全くわからないといった問題が多かったです。

社労士試験のときは不合格のときでも全くわからないというよりは「あれなんだっけなぁ」という感じで知識の不正確さが敗因でしたが、今回は特に不登法や商登法は知識の不正確さというより知識そのものがないといった感じでした。

あとは時間配分の甘さでしょうか。まぁ、勉強不足なんで時間配分もへったくれもないですが、午前はともかく午後はとにかく時間がなかったです。午後択一を1時間程度でできればとは考えていましたが、いざやってみると全然時間が足りませんでした。

模試も受けずに初めて通してやったのが本試験でしたので、結局午後択一だけでも1時間半くらいかかってしまいました。記述式も本番モードの問題をみるのがほぼほぼ初めてといっていいので、とにかく資料を読み込んでいくだけで時間がかなりかかってしまい、問題を解くというより見ただけで終わったという感じです。結局半分くらいしか書くことができませんでした。

とにかく勉強不足、知識不足、演習不足、何もかも足りない今回の受験だったと思います。

次回に向けて

敗因分析でも書いた通り、今回はとにかく勉強時間が足りませんでしたので、まずは勉強時間の確保が喫緊の課題です。社労士試験のときも言っていたのでいつものことではありますが、ある程度勉強時間がとれないと話になりません。

ある程度勉強時間が確保できれば、知識不足も解消されてくると思います。ただ、問題を早く解くには演習は欠かせません。

なので、今年はインプット重視でしたが、これからはアウトプットの比率を上げていくつもりです。特に不登法、商登法は択一式、記述式ともに演習量を増やしていきます。今年はあまりにも過去問を解かずじまいだったので。

あとは今年は受けなかったというより受けられなかった模試についても来年は積極的に活用していこうと思っています。模試は何回受けるかは決めていませんが、3月にあるLECの到達度確認模試から受けていく予定です。

来年こそ合格!と言いたいところですが、まずは勝負できるレベルまでに持っていくことが目標ですね。