相続アドバイザー3級(銀検)自己採点と試験雑感

10月27日に受験した銀行業務検定相続アドバイザー3級の解答が30日に公式サイトで公表されたので、自己採点してみました。

結果は、100点満点中68点でした。合格基準が60点以上ですので、一応合格ということになりますが、まぁ、正直しょっぱい点数です。

相続アドバイザー3級は、①相続の基礎知識②相続と金融実務③その他周辺知識④事例付四答択一式の計50問から成り立っており、1問2点の配点です。

では、部門別に採点結果と試験雑感を書いていきたいと思います。

相続の基礎知識(26/40)

相続の基礎知識は全部で20問あり、前半10問は民法の知識、後半10問は相続税の知識という構成でした。

僕としては、前半の民法知識でしっかり得点を取りたいところだったのですが、7問正解、3問不正解という不甲斐ない結果になってしまいました。間違ったのは、遺留分、遺言の執行手続き、相続人不在者に関する問題の3問だったのですが、どれも民法の知識がしっかりしていれば解ける問題だったので、ここはしっかり復習としかねばなりませんね。

後半の相続税の問題は、6問正解、4問不正解でした。まぁ、こんなもんかなと思います。10問中半分が計算問題だったので、ここで、結構時間がかかりましたが、5問中4問正解できたのはよかったです。ただ、知識的には全然まだまだ身についていないですね。

今後FPとかでも相続税の勉強をすることになると思うので、そういった意味では、この試験を受けてよかったかなと思います。

相続と金融実務(24/30)

次は実務問題です。ここは銀行員が有利な分野なんでしょう。僕は銀行員ではないので、専ら過去問にすがるしかなかったのですが、点数的には8割取れたので、まずまずだったのかなと思います。

試験中もわりとサクサク解ける感じがしたので、過去問に出ていた肢が多かったのだろうと思います。

その他周辺知識(8/10)

その他周辺知識は5問ですが、遺族年金や遺言信託・遺言整理業務、後見制度支援信託など相続に関連する幅広い知識が問われました。純粋な知識問題だけでなく、実務問題もありました。

最後の後見制度支援信託・後見制度支援預金の問題はよくわからなかったのですが、あとの4問は過去問で見たような問題ばかりだったので、自信をもって解答できました。

事例付四答択一式(10/20)

最後が事例問題です。1事例につき2問出題され、計5事例10問あります。

点数をみてもわかるとおり、ここで半分しかとれず、大きく失点してしまいました。最初の問題は遺留分の計算問題だったのですが、ここ改正されたんですね。どうりで答えがおかしいなと。

相続人に対する贈与は相続開始10年前の分までは、相続財産に含まれるとする条文が新設されたのは、知らなかったです。予備試験受験生なのにヤバいなぁ。テキストには確かに書いてありました。民法知識だと思ってざっとしか読んでなかったんでしょう。

民法の相続法は今年7月に施行されたことから、来年の予備試験は改正後の相続法が出ることになるので、ここもしっかり勉強しないといけないですね。相続アドバイザー試験受けなかったら、改正のこと知らないまま受けたかもしれない。。

そういった意味でも受けてよかったなと思いました。債権法も大きく改正されたし、民法は勉強大変だ。

と、民法のことばかりで、事例式問題についてはほとんど書いてませんが、全体的に知らない知識問題が多くて、試験中の手ごたえもあまりなかったです。

合計点(68/100)

以上、合計すると68点となります。点数的にはしょぼいですが、思ったより民法の知識が不正確なことがわかったこと、改正があったことを知ったこと、相続税を少しかじることができたことを考えると、十分受ける価値があった試験でした。

こんな点数ではありますが、3級が受かれば、2級にも来年挑戦してみたいと思います。記述式もあるようなので、3級のような勉強時間ではとても太刀打ちできないと思うんで、やるからにはしっかり勉強して臨みたいと思います。