商法の弱点分析をしてみる

民訴、刑法に続いて今回は商法の弱点分析です。

商法全体で75%弱、商法総則・商行為、手形小切手法は70%程度とかなりひどい状況です。さらに詳しくみてみると以下の通りになっています。

まずは会社法ですが、ん~、ざっくりしすぎ(笑)。なので、もう少し掘り下げて調べてみました。

項目 問題数 正答数 正答率
第1章 総説 18 14 77.8%
第1節 総説 8 6 75%
第2節 支配人 5 4 80%
第3節 登記 5 4 80%
第2章 株式会社 956 731 76.4%
第1節 設立 86 74 86%
第2節 株式 61 45 73.7%
第3節 株主平等原則 11 11 100%
第4節 株式の流通 53 46 86.8%
第5節 株式担保 6 4 66.7%
第6節 株式の消却・併合・分割 20 16 80%
第7節 単元株制度 12 7 58.3%
第8節 株主総会 109 93 85.3%
第9節 取締役会 42 38 90.4%
第10節 取締役・代表取締役 149 115 77.2%
第11節 監査役・監査役会 53 42 79.2%
第12節 会計参与・会計監査人 28 18 64.3%
第13節 指名委員会等・執行役 28 15 53.6%
第14節 計算 68 47 69.1%
第15節 資金調達 87 65 74.7%
第16節 事業譲渡 17 14 82.3%
第17節 組織変更 3 2 66.7%
第18節 合併 46 34 73.9%
第19節 株式交換・株式移転 18 9 50%
第20節 会社分割 21 14 70%
第21節 会社に関する訴え 23 13 56.5%
第22節 定款変更 2 2 100%
第23節 解散・清算 13 7 53.8%
第3章 持分会社 58 46 79.3%
第1節 総説 22 17 77.2%
第2節 合名会社 16 12 75%
第3節 合資会社 9 7 77.8%
第4節 合同会社 11 10 90.9%

ひどい数字が並んでいますが、早急に対策を講じたいのが、「株式」73.7%、「会計参与・会計監査人」64.3%、「指名委員会等・執行役」53.6%、「計算」69.1%、「資金調達」74.7%、「合併」73.9%、「株式交換・株式移転」50%、「会社に関する訴え」56.5%といったところでしょうか。まぁ、まだまだありますが、このあたりからやっていきたいと思います。

次は、商法総則・商行為です。

商法総則・商行為で短答に出題されるのは2問だけなので、捨てる人もいるかもしれませんが、多少なりとも勉強してきた以上捨てたくはありません。問題数の多い「商行為法総則」の75%、「営業譲渡」70.6%、「商業使用人」60%あたりからやっていこうと思います。

最後は手形小切手法です。

手形小切手法は、最初の方は理解しているのかなと思っていましたが、「手形行為」が59.1%、「他人による手形行為」が63.6%とひどいので、ここから手をつけていこうと思います。

以上まとめると以下の通りになります。

弱点補強分野


①株式②指名委員会等・執行役③会計参与・会計監査人④会社に関する訴え⑤合併⑥株式交換・株式移転⑦計算⑧資金調達⑨商行為法総則⑩営業譲渡⑪商業使用人⑫手形行為⑬他人による手形行為